防災訓練

平成24年度 東京都・目黒区合同総合防災訓練

2012年9月1日(土曜日)に行われました、東京都防災訓練に参加してきました。
「大東京歯科用品商協同組合」は災害時の医薬品の供給に関し「東京都」とパートナーシップを結んでいます。

今年は目黒区との合同開催でした。
地域担当の南部支部の組合員を中心に7名で参加しました。

防災訓練では、さまざまな分野の訓練が行われますが、
我々が参加するのは「医療救護活動」
とても大切な分野です。

医療救護活動で毎年、力を入れて行っているのがトリアージ。
負傷者の容態に合わせて札を貼っていき、治療するステージを分けていきます。
我々は直接これに参加はしませんが訓練のスタート時にいつも見ています。

訓練では負傷者役の方が次々とトリアージゾーンに運び込まれて、軽傷、中傷、重症、と判断され、タンカなどで治療施設に運ばれます。

治療では、さまざまな医薬品が使われ、当然不足して行きます。
歯科用医薬品が不足した時に、都の依頼で医薬品を調達するのが我々の役目となっています。

不足した医薬品を発注、受注、納品、する仕組みが昨年までとは違っていました。
東京都も近い将来起きると言われている大災害に合わせて、色々と考えているのだと思います。

災害現場で医薬品が不足すると、調剤、ストックセンターから都に依頼が入り、都より我々組合に医薬品依頼の電話が入ります。

大東京歯科用品商協同組合には東京都より災害時でもつながりやすい特別な電波を受信出来る携帯電話が支給されています。

訓練では、その電話に電話がかかってくるところから始まります。

電話を受け、オーダーされた医薬品を揃え、災害現場に設置されたストックセンターに医薬品を運ぶところまでが訓練です。

訓練終了後の反省会では、せっかく災害時でもつながりやすい電話、しかもスマートフォンを支給されているので、メールやSNSを使って医薬品の受注をおこすシステムにしてはどうか、など意見交換をしました。
同様の意見は他の団体からも出ていまして、実際に訓練中でも電話による医薬品の名前や数量の聞き違い、メモ間違いが目立っていました。
文字と声、両方使う事で迅速に医薬品の供給が可能だと感じました。

今年は訓練会場が点々としていて、医療救護活動しか見ることが出来ませんでしたが、災害はいつ起こるかわからないので、こういった訓練は大事です。
起こらないでほしいけど、起こってしまった時には一人でも犠牲者が減るような準備が必要だと今年も感じました。

文・写真 広報理事 杉山勝人